2014年12月28日日曜日

狭い世界の広い世界を見よう!


自分自身が世界を狭くしている


一つのコミュニティ
一つの学校
一つに職場
一つの家庭・・・


人は誰しもが何処かに所属している
そして一つの居場所で満足している人が多い


そうやって世界の広さを無意識に限定している


自分のゴールを決めてしまった人には
ゴールの先を見ている人の世界を感じることは出来ない


一つの世界を極めることは大切だ
だが、一つの世界で満足するかどうかは自分で決めることが出来る


一つの世界に所属し続けることは大切なことかもしれない
安定はするし、安心もするし、妥協することだって出来てしまう


長い人生の中で安定はとても大切なことだ
しかし、『成長』という観点で考えてみると
安定の枠から外れて冒険してみることが必要ではないだろうか







キッカケは目の前に転がっている



日常を毎日同じモノとして感じている内は
目の前に転がっているキッカケに気づくことが出来ない


『現状を変えたい』
と少しでも想うときに
目の前のキッカケに気づくことが出来る


目の前の現状に対して妥協することは簡単だ
目の前の環境に対して愚痴を言うことは簡単だ


だが、目の前の現状に対して『これはオカシイ』と感じることは難しい
そう感じてしまうときは、『変化』が求められるからだ
それは『安定』を第一に考えている人にはとても難しく恐いことだ


しかし、
目の前のキッカケに気づくことの出来る人間は
同時に『成長』という鍵も手にしていると私は思う




狭い世界にも広い世界はある!!



私は小さい頃に八王子に移り住んでから
八王子という土地を好きになり、離れたいとは思わなくなった


それは自分の世界を狭めていることになるとは思う


しかし、外国に行ったところで見識が変わらない人もたくさんいる


私は八王子という狭い土地の中でも
高齢者や障害者、児童、外国人など
多くの人が住む土地が好きで、この街を支えたいと思った


そして、私は『障害者支援』という方向を選んだ
障害者人口は八王子の中で見ると高齢者の割合よりもかなり低い


だが、少ないと思える障害者の方々の中にも
通所、訪問、移動支援など多岐にわたる分野で多くの人が彼らを支えている


私は今まで通所という面でしか彼らを見ることは無かった


でも、これからは訪問という面でも彼らを見ていこうと思う


通所という側面では見れなかった彼らの思いを
これからは訪問という側面からも見ていこうと思う


狭い世界の中から
広い世界を見ていく為に
一歩を踏み出してみようと思う


私はたかだか20数年しか生きてきていないので
まだ自分の幅を決めるのは早過ぎる


一歩一歩は小さいかもしれないが
この世界に入ったからには少しでも彼らに近づける存在になりたい




2014年12月6日土曜日

『自閉症と向き合う』 セミナー編  2014/12/6


今日は外部の事業所が主催する
セミナーに参加してきた♪

仕事で『自閉症』を抱える方と接するが
私はその人達しか知らないので
外部からの意見を聞けるのは参考になると思った

家を出たら八王子の空に
雪が舞っていた12月の初旬・・・

さてさて
たまにはお勉強しますかね♪




自閉症って?


自閉症の説明は以下のURLに詳細が記載されています♪
『自閉症とは』


今日は大人になってから自閉症と診断された方から
直接体験談を聞いてきました

その方は感覚過敏の症状から

・LEDライトの点滅する光によって立ち止まることがある
・突然の物音を苦手とする

など、私生活でも苦労をされていることを話してくれました


また、自閉症の方はコミュニケーションを苦手とする特徴がありますが
その方は大きなぬいぐるみを抱えることで不安を消しているようでした


小さなころから先生とは話しても
友人は出来なかった

中学に入っても半分も出席しなかったこと
その際に親からの登校刺激が強くて負担になったこと

それでも仕事を始め社会に出たこと

そして、今は同じように自閉症を抱える方の
支援をしていることを話してくれました








例えばこんなことで苦労している



『気圧が低くなると節々が痛くなる』

天気が悪くなると、そんなことを言う方が周りにいませんでしたか?

実は自閉症を抱える人も低気圧で影響を受けることがあります
特に台風などが近づくと気持ちが不安定になる人が多くなるようです



『黒板を引っ掻く音は NG !!!』

あの音は思い出すだけでも耳を塞ぎたくなりますね(^_^;)

でも、自閉症の方の中には電車のエンジン音などもNG音になる人がいます
一般の健常者の方でも
嫌いな人の声を聞くだけで不快な気持ちになることってありますよね?
自閉症の方には、そういった 『NG音』 が多く存在するようです



『新宿の雑踏がうるさ〜い』

自分は八王子に住んでいて
久しぶりに都会に出ると人混みや騒音でイライラしてしまいます(^_^;)

自閉症の方もあの雑踏は負担に感じる対象となる場合が多く
あの騒音の中では電話に出来ることの出来ない人もいるそうです
聖徳太子のように多くの声に聴覚が反応して
電話の相手との会話を上手く行うことが出来ないことがあるらしいです








自閉症の方の負担を減らすには♪



生きていく上で障害の多い自閉症の方々でも
現代は便利になっているので負担を軽くすることも出来ます♪


例えば
『頭痛〜る』

を使えば気圧の変化が分かるので
自閉症の方が何故不安定になっているのか原因を知ることが出来ます
それのことを周りの人が知っているだけで
当事者の方が少しでも負担を軽く出来るかもしれません


騒音が苦手な人が多いため
対話をするときには35デシベル以下の環境にして
また、明るすぎると視覚への影響も大きい為
明るさを調節出来る照明で白熱球など刺激が少ないモノにする

そんな配慮があると
対話をする際にも自閉症の方の負担は減ると言われています


感覚過敏の方への対応としては

視覚過敏の人はサングラスをかけることを許可し
聴覚過敏の人には一時的にイヤーパッドをすることを許可することで
不安を少しでも取り除くことが出来ます







自閉症を抱える方を『自己中心的な人だ』と言う人がいます
でも、彼ら彼女らにはそうしようと思う気持ちは無く
障害を抱えているためにそうなってしまうのだと私は感じています

また、今回のセミナーで講演してくださった方は
『自閉症の中には人に尽くしすぎてしまう人もいる』
と言っていました

文献から知ることの出来る情報や
現場から感じることの出来る情報だけではなく
『なんでだろう?』と当事者の立場になって考えられることが
現場で関わる当事者の方々の為になる

そんなことを感じたので
実行出来るように頑張ろうと改めて思いました